女性妊活 体験談
はじめて見た、赤ちゃんの動く心臓。
妊活に励むすべての女性にこの感動を味わってほしい

通院して本格的に妊活をはじめた
結婚して8年目くらいまでは仕事に打ち込んでいたこともあり、すぐに子どもをとは考えていませんでした。でも、いざ妊活に挑んでみるとなかなか授からなくて。 1回目の妊娠は流産もよくあることだと聞いていたのでそれほど深くは気にしていなかったのですが、2回目の妊娠のときに7週目くらいで残念な結果になってしまったときは、やはりショックでしたね。本格的に妊活に取り組もうと思ったのは、ちょうどその頃からでした。
2回連続でダメだったので一度検査をしてみたほうがいいということで、東京都内にある病院を紹介してもらって相談に行くことに。今までの経緯などもすべて話し、検査もしてもらいましたが、これという原因だという特定できませんでした。
ひとまずバイアスピリン(抗血小板剤)という錠剤と当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方薬を処方してもらい、病院を後にしました。これらはどちらも血液の流れをよくするものだそう。血の巡りをよくして赤ちゃんに栄養分がうまく送られるようにすることが、妊活ではとても大事なことなんですね。
体温が35度台から36度台後半にアップ
その後も病院に通い続けましたが、思わしい結果は出ないまま時間だけが過ぎていきました。妊活にいい漢方を処方してくれるお店があると聞いたのは、そんなときでした。
お店に行くと、スタッフの方がカウンセリングをして私の体に合った漢方薬を選び、ブレンドしてくれました。身長や体重、年齢、そして生活習慣や日々感じている悩みなどを伝えると、その人の体質が大方分かるというから、驚きましたね。
漢方薬の処方を受けるときには、生活習慣へのアドバイスもしてもらいました。妊活では血の巡りをよくすることと並んで、体をあたためることも大切です。お店ではそのための食材の選び方や入浴の仕方などを教えてもらえたのです。
体をあたためることは妊活に限らず、健康全般にとって大切なことです。当時は体温が36度台前半、低いときには35度台になったりもしていましたが、漢方薬を飲みながら生活習慣を改善するようになってから36度台後半まで上がることも増えました。
妊活とはいえ、メスで体を切ったり注射をしたりというのは副作用も心配ですし、やっぱり怖くて。その点漢方は飲むだけだったので手軽に試せたというのはありました。自然成分を使っているので、病院などで処方されるものに比べて安心感がありますよね。
動く心臓を見たときの感動は忘れられない
それから東京の病院に通うのは一度お休みして、しばらくは漢方薬と生活習慣の改善のみに専念しました。少し落ち着いてきた頃に、今度は不妊治療の専門クリニックに行くことに。体外授精を一度試してみようと思ったんです。有名なクリニックだったので、予約が取るのもひと苦労でした。
体外授精は1回で数十万円の費用がかかる高額な治療です。クリニックに通って3か月ほど経った頃には、費用的にもかなり負担がかさんできてしまったので、また通院をいったんお休みすることにしました。そうしたら、なんと次の月に自然妊娠が発覚。今から思うと、妊活のプレッシャーがやわらいだのがよかったのかもしれませんね。
体外授精は思った以上に女性の体への負担が大きいです。私たちは顕微授精を行っていたので月に一度のタイミングを逃せないという緊張感がありましたし、卵子の成長の経過報告を聞いて一喜一憂するのも、精神的に辛かったですね。そういうときはおいしいものを食べにいったり体を動かしたり、夫と出かけたりしていました。それがいいリフレッシュになっていたのかもしれません。
女性も男性も年齢を追うごとに体の機能が衰えていくことは避けられません。妊活をしてみて、時間は思った以上に限られているということを思い知らされました。 仕事など他にしなければならないこともあるかもしれませんが、子どもがほしいと考えているのであれば、最優先するくらいの勢いも必要かもしれませんね。そして妊活をすると決めたなら「できることは何でもやろう」という意気込みが大切だと思います。
妊娠が分かったときのうれしさは、言葉では言い表せないほどのものでした。心臓が「ピクン」と動いているのを見たときの感動は、一生忘れないと思います。ぜひこの幸せを、今妊活に励む多くの女性に味わってほしいと思います。