タイミング療法はどのくらいの期間が適切?費用はどのくらいかかるの?
タイミング療法を開始して、すぐに結果が出る人もいれば、なかなか思うように結果が出ない場合もあります。病院にいかずに、自分でタイミング療法をしている人は、どこまでこの方法で様子をみればよいのか相談する相手もいないまま、妊娠しない自分にイラついてしまったり、パートナーにあたってしまう事も多いようです。
さらには、男性のモチベーションが次第に下がってしまうのが何よりも残念です。
男性はデリケートなので、この日に性交をして欲しいと言われる事がしだいにプレッシャーとなり、いつまでこの状態が続くのだろうと悩んでいる男性も多くいらっしゃいます。プレッシャーが強すぎてEDになってしまうケースもあるのです。
タイミング療法を続ける目安と費用について知る事で、自分もパートナーも次へのステップを考える大きなポイントとなります。
タイミング療法はいつまで続けるのが良い?
タイミング療法は、妊活としては一番初めに取り組む方法です。病院でタイミング療法を行っている場合は、5~6回行っても妊娠に至らなかった場合に、次のステップを勧められる事が多くみられます。
そう聞くと単純に半年?と考えるかもしれませんが、毎月必ず排卵がくるとも限りません。さらに、排卵日に必ず性交が行えるとも限らないので、排卵日に性交をして5~6回妊娠に至らなかったらと考えると約1年目安にして頂くと良いですね。
もし病院に行かず自分でタイミング療法を行った場合でも、1年続けても妊娠にいたらない時には、次のステップを考えるのがおススメです。
心身ともに健康な人が、タイミング療法を行ったらからすぐに妊娠するかと言うと実際はそうでもありません。受精するのって思っているよりずっと大変なのです。奇跡に近いと思って頂けると良いかもしれません。
タイミング療法の費用の目安
そして、気になるのがタイミング療法の費用ですよね。この費用以外にも、病院によってかなり差があります。この差が出る理由は、検査の頻度や問診にかかる費用などが病院によって違うからなのです。
あくまでも目安ですが、問診、排卵チェック、血液検査、超音波検査などを行う場合、3000円~1万円と考えておくのが良いです。これは、1回の通院分の費用です。回数が多くなれば、その分多くなっていきます。
そして、排卵チェックや血液検査、超音波検査の頻度で価格は変わります。通常、超音波検査は1カ月に1回しか保険適応にならないと言われているので、受診前にタイミング療法に必要な検査はどのくらいの頻度でどのように行うのか、その都度の大まかな金額を聞いておきましょう。どこまでの治療が保険適応なのか、保険適応外の費用はどのくらいかかるのかを病院に聞いておくのも必要な事です。
さらに、排卵がスムーズでない場合には排卵誘発剤などの薬を使用する場合もあります。薬を使用する場合には、どのくらいの頻度で使用するのかによっても費用はかわってきます。もし、病院に質問してきちんと返事が得られない場合はわかりやすく説明してくれる病院をさがす事も妊活にはとっても必要な事です。医師との信頼関係こそが、妊活をスムーズに運んでくれますから。
次のステップを考えるタイミングとポイント
タイミング療法を1年以上続けても成果がみられない場合は、次のステップを考えるのがお勧めです。病院に受診してタイミング療法を行っていた場合、6~7回目の段階で次のステップの人工授精をすすめられる事が多くみられます。
ただ、人によっては医師からすすめられてもタイミング療法を行っていく場合もあるので必ずしも人工授精に切り替えなくてはいけないというわけではありません。
人工授精に切り替えるかどうかを決めるポイントは、まずは年齢です。タイミング療法で妊娠しやすい確率は35歳までと言われています。それ以降は、残念ながら妊娠する確率が減ってしまうからです。
そして、もう一つのポイントは、頸管粘液の状態が良いかどうかです。タイミング療法の時、性交した次の日にフーナーテストで頸管粘液の状態や精子の動きなどをみます。この結果が良くない人には、人工授精が適しているためタイミング療法を続けるより妊娠する確率が高くなると言われているのです。
フーナーテストの結果があまり良くない人や年齢的に早く妊娠した人は、早めに人工授精を考えるのも妊活を成功させるカギとなるかもしれません。
まとめ
タイミング療法は、妊活の中でもお金がかからない方法と言われているのですが、病院によって検査の頻度や薬の使い方が違うため、説明をしっかりと聞いて納得してからおこなうのが何より大切です。
そして、タイミング療法だけでなくもしもの場合を考え、次のステップを視野に入れておく事も妊活にはとても必要な事なのです。あなたの妊活に少しでもお役に立てたら嬉しいです。